「世界の権力者とお茶、そして成金。」

みなさまは錬金術というものをご存じでしょうか?

どのようにすれば永久の命を手に入れられるのか、永劫の権威を保つことができるのかといった永遠を求める普遍的な美の追求の学術体系であり、ユーラシア大陸の中央部に栄えた学問でした。

そして、この学びは歴史の表舞台にはおとぎ話や超常的な逸話として残ってはいますが、いずれも夢物語だと真に受ける人は少ないものです。

ただ、これら夢物語の世界が現に世界に存在しているにも関わらず、知らないからこそ関われていないだけだとしたらこれ以上に悲惨なことはありません。

どれほど努力をしたところで無駄だと分かれば、誰も初めから何も起こすことなく当たり前の時を当たり前に過ごして死を当然のものと迎えるものでしょうが、それが幻想だったとしたら…


こういったように、成金と呼びましょうか人に愛されず、信じられずに生きてきた人には当たり前の情報を手に取ることしか叶わずに、広告なされたカネのかかるものを持つことで権威をひけらかして向け様のないカネの行き場を作り、人生の価値を無理に作ろうとするものです。

ただ、人に信じて愛されればカネの後の価値、信用の価値、愛される価値といった自然な価値観の発展を遂げていき、自身に生きていてほしいから歴史の裏舞台について教えてくれる人がきっと自然に出てくるはずです。


茶が単に茶器の骨董目的であればそれほどに歴史の偉人たちは茶や植民地開拓に熱心にならなかったでしょうし、多分誰しもの願いは愛するひとの永遠の若さではないでしょうか?

それほどに、人が未だに至れない超常的な自然の産物こそが権力者の求めるものであり、上流階級の方々はカネでは買えない自身の命のため、すべての人に愛されるように紳士・淑女たるべくを学ばされるのではないでしょうか。

気高さはカネでは買えない、高潔な精神の気質でありますゆえに偽善たれども日頃より善くあるよう心掛けてみてはいかがでしょうか?

大海嘯茶店 -DaiKaiShou Saten-

私たちは熊本にて中国やインド、東南アジアの交易物産を取り扱っております。 じつは、日本の市場に出回っている物産は安く大量に仕入れられるモノばかりで、 そのために海外製品は粗悪品だというイメージばかりが前面に出ているのではないしょうか? 本当に価値がある物、どの世界においても意味がある物を実際に見て、触れて、味わって世界を感じて頂けたら幸いです。

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